刺激検出事態から
人の認知過程を考える

要旨

スクリーンに刺激を投影した信号検出の実験を、8名をデータの対象として行った。被験者はスクリーンに提示された刺激に信号が含まれていたか否かについて反応し記録用紙に記入した。信号が含まれた刺激が提示される確率としては、25%の条件と75%の条件の2通りで行った。

方法

対象

20〜30代の男女8名

材料

装置としてはプロジェクタを用い、スクリーンに刺激を投影して実験を行った。刺激はコンピュータで制御されているもので、実験用アプリケーションであるPsych/Lab(ワシントン大学、Abrams,R.A.)を使用し、その中でノイズ刺激として「・」を、信号刺激として「×」を用いた。実験の記録のために、1~100までの数字とその横に2つずつ空欄のマスがある紙を2枚使用し、また、結果をデータ化するに際して、標準正規分布表を用いた。

手続き

本実験は、愛知県津島市内の某所にて、スクリーンにプロジェクタを用いて刺激を投影して実験を行った。被験者はスクリーンに提示された刺激に信号が含まれていたか(Yes)、或いは含まれていなかったか(No)について反応し記録用紙に記入した。被験者がその判断を記録する際、用いた記号は以下の通りであった。

S3確かに信号があるN3確かにノイズだけである
S2おそらく信号があるN2おそらくノイズだけである
S1当て推量だが信号があるN1当て推量だがノイズだけである

記録用紙には以上の6種類の記号を用いて記入した。
刺激の提示時間は250ms(4分の1秒間)で、刺激が画面から消えた後2000ms(2秒間)程度のブランク画面が表示された。試行間間隔(inter trial interval)は750ms(4分の3秒間)であった。
画面中の刺激の数は常に150 elementsであり、信号が含まれた刺激が提示される確率としては、25%の条件と75%の条件の2通りで行った。
試行数は1つの条件につき80試行で、1ブロックあたり20試行として4ブロックに分けて実施した。これを2つの条件での確率で行うので、合計で160試行であったが、本試行に移る前に、信号刺激の含まれる確率が25%の状態で20回の練習試行を行ったため、それらを含めると全部で180試行行った。但し、練習試行の結果は分析の対象とはしない。

結果
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